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排水ホースをプラスチック溶接機で補修してみた
Taatan
2025年02月13日
DIYで使っていた排水ホースの切断してしまった2本を再び繋げて使いたいのですが、接続アダプターを使うと径が太くなってしまって通したい所に通せなくなるという事情があり、プラスチック溶接機を使って接合してみました。
かかった費用: 3,000円
所要時間:   1時間
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材料
プラスチック溶接用ピン 数本
排水ホース 
シールテープ 
ハーネステープ 
工具
プラスチック溶接機
強力接着剤

step1
切断してしまった2本の排水ホースを1本にして別の用途で使いたいのですが、これを接続するアダプターを使うと径が広くなってしまって通したい穴に通せないうえに、接続部分の内径が狭くなってしまって流量が変わってしまうのでNGで、
ステップ1
step2
カッターで雑に切断したのでギザギザになっていますが切ったところの合わせ目が分かったので、
ステップ2
step3
これをピッタリくっつけられれば御の字なのに、水が通る所だしそう簡単にはくっつきません。さてどうしたもんかと考えたところ・・・
ステップ3
step4
こんなのがあったことを思い出し、使ってみることに。プラスチック溶接機~!です。2000~3000円くらいで買えるので意外とリーズナブルかと。溶接機といってもバチバチ火花が散るやつではありません。
ステップ4
step5
まずは下準備として強力接着剤を接続部分に塗布してくっつけますが、わずかな隙間を埋める目的なのでこれだけでくっつくわけではありません。引っ張ればすぐに外れてしまうので慎重に。
ステップ5
step6
プラ溶接の時に使うのはこのホチキスの芯のようなピンで、中央が少し波々になっています。(何種類かあります)
ステップ6
step7
プラ溶接機の電源を入れると本体から突き出ている2本の突起が加熱されて熱くなってきます。ハンダごてが2本付いているようなかんじです。
ステップ7
step8
その先端にピンを挿し込んで使うのですが、最初は熱くなる前に差し込んでおいたほうが安全です。(というか差し込まないと熱くなり始めなかったかもしれません)
ステップ8
step9
このピンが熱で赤くなるくらいガンガンに熱くなったら良き頃合いで、ホースのつなぎ目にそーっと当てると・・・
ステップ9
step10
一瞬でニュルッと溶けて入っていきます。ホースが厚手なので1mmくらい入ったそころで止めて溶接機から外せば温度が下がって固定されます。
ステップ10
step11
あまり突っ込みすぎるとホースの中に貫通してしまうので慎重に作業します。なんだかこれを見ていてフランケンシュタインを思い出しました。。。
ステップ11
step12
ぐるりと一周するように位置を変えながら合計5本挿しました。
ステップ12
step13
刺さったところは挿した瞬間に溶けた剤がまわりこんでもう塞がっています。そして冷えて固まるのでくっつくという理屈です。
ステップ13
step14
この飛び出た突起は邪魔になるので、固まったことが確認できたらニッパーでパチンパチンと落としていきます。
ステップ14
step15
切り終えたら今度は水道の配管で使う防水のシールテープを巻いていきます。
ステップ15
step16
その上から伸縮性と耐候性のあるハーネステープを巻いていきます。あまり太くしたくないのでほどほどに巻きます。
ステップ16
step17
これで補修が完成!しっかりくっついて目的の穴に通すことができ、ホースを動かしても水漏れは一切ありません。
ステップ17
step18
本来こういう使い方をするのかわかりませんが、ひらめいた時に躊躇せずにやってみると意外とできるもんだなと思いました。
ステップ18
コツ・ポイント
プラスチック溶接機は最大400℃というプラスチックが簡単に溶けるくらいの高温になるので本来は車のバンパーやバイクのカウルやエアロパーツなどの補修に適しているのですが、ホースには高温すぎるのであまり高温になる前に素早く作業するとうまくいきます。
やってみた感想
さながら人間が骨折した時にボルトを埋め込むような感覚でホースにピンを埋め込んでしっかりとくっつけることができたので工程を楽しみながら補修ができて良かったです。PVCや樹脂系の素材にも使えるので割れた工具箱や道具など色々なものがこれで直せそうだなと更なる意欲が沸いてきました。
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日頃から身の回りの物や便利アイテムを作ったりしてDIYを楽しんでいます。 不便を感じたらそれを解消できる物を考え制作し、必要なパーツも市販で無ければ可能な限り自分で作ります。 大工などの経験は無いですが、今まで独自に得てきたノウハウやアイデアでどこまでやれるか日々挑戦中です!