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アルミカートのタイヤをノーパンクタイヤに作り変えてみた
Taatan
2020年11月20日
資材の移動によく使っているアルミカートのタイヤ3つがパンクしていて中のチューブが劣化で破れて直らず、でもこのタイヤのチューブを取り寄せて付け替えて...となると手間も時間もかかるしチューブが劣化すればまた空気は抜けるので、別の方法でノーパンクタイヤに作り変えてみました。
かかった費用: 1,600円
所要時間:   半日
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材料
発泡ウレタンスプレー 1本
ラッカースプレー(つや消し黒) 1本
 
工具
カッター


step1
長年使っていたアルミカートに重い物を載せるとフニャフニャ倒れそうになるのでよく確認してみると、3本のタイヤの空気が抜けてチューブもダメになっていました。
ステップ1
step2
タイヤ自体が硬いので軽めの物ならパンクしていても運べますが、砂袋などを2・3個載せると40~60kgになるのでさすがにチョット危険。。。
ステップ2
step3
でもチューブを入替えるのも大変だし手間も時間もかかる・・・と、発泡ウレタンフォームで空気の代わりにウレタンを入れてしまえばノーパンクタイヤみたいになるのでは?と思いつき、買って使わずに保管していたものを出してきました。
ステップ3
step4
発泡ウレタンをスプレーで噴射できるもので、大きなノズルを装着して使います。一回出し始めると使い切らなくてはならないので、使う物を予め全部用意してから始めます。
ステップ4
step5
空気の注入バルブからは入れられないので、タイヤの隙間にノズルを突っ込んでレバーを握ってウレタンを噴射して注入します。ブシュブシュー!と勢いよく入っていきます。
ステップ5
step6
隙間からウレタンフォームが溢れてきますが気にせずタイヤを回しながらグルリと1周なるべく均等になるように注入します。
ステップ6
step7
ウレタンは1~2時間で硬化して2~3倍の体積に膨れあがるので、モコモコと大きくなりながら固まります。何かに似てると思ったら・・・ポンデケージョ?w
ステップ7
step8
試しに木材に出してみると・・・
ステップ8
step9
1時間くらいで指で押せる程度の硬さになりました。ちょっと弾力があります。
ステップ9
step10
指を離すとこんなかんじで、ちょっと固めのマシュマロのようです。さらに時間が経過すると発泡スチロール(高密度タイプ)に近いくらいの硬さになりました。
ステップ10
step11
2時間ほどでタイヤに入れたウレタンも固まってきたようなので、カッターで余分なところを切り落としていきます。
ステップ11
step12
だいたい切れましたが厚みのあるところは硬化しきれずネバネバしている部分もあったので、さらに2時間くらい放置して硬化してから切り落としていきました。
ステップ12
step13
たぶんタイヤの中はさらに時間をおいたほうが完全硬化すると思いますが、この時点で砂袋(2個で40kg)を乗せてみると・・・しっかり支えて大丈夫そうです!
ステップ13
step14
このままだと見た目がかっこ悪いので、艶消し黒のスプレーで塗装します。
ステップ14
step15
ホイールも塗ったのでマッドブラックな渋い雰囲気の足まわりになりました。(カート左側に付いているはずのバーハンドルは動かしにくいので外し、反対側のバーを引いて移動してます)
ステップ15
step16
ウレタンフォームが余ったので、ついでにラジオフライヤー風ワゴンのタイヤもパンクしてボロボロだったのでウレタン注入しておきました。これは塗装も含めて後でじっくりレストアしたいと思います。
ステップ16
step17
数時間経ったところで、砂袋より重い1袋25kgのレベラーの袋を2個乗せてみました。合計50kgの重さでも問題無く踏ん張ってくれています。これでもう長く放置してもパンクする心配は無くなりました!
ステップ17
コツ・ポイント
タイヤ内部全面にウレタンフォームが入るようにまんべんなく装填する必要がありますが、2~3倍に膨れることも考えて入れすぎないように量の調整も重要だと思います。実際に市販のノーパンクタイヤにも似たようなウレタンが入っているそうです。新しいのを買わずに約7本のタイヤをノーパンク化することができました。
やってみた感想
思ったよりウレタンフォームの量が余ったので、使う前に何に使うかいろいろ準備してから始めるといいと思いました。最後の最後に余ったウレタンは伐採した切り株の保護したい部分に吹き付けて(そういう使い方もあるらしいです)全部使い切りました。
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日頃から身の回りの物や便利アイテムを作ったりしてDIYを楽しんでいます。 不便を感じたらそれを解消できる物を考え制作し、必要なパーツも市販で無ければ可能な限り自分で作ります。 大工などの経験は無いですが、今まで独自に得てきたノウハウやアイデアでどこまでやれるか日々挑戦中です!