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★DIYでゲストハウス作ってみた★耐震補強編
Taatan
2024年01月30日
ゲストハウスの建築をDIYでちょっとづつ楽しんでいる最中に先日の地震があり、場所は離れているので被害はほぼありませんが多少は揺れたので(それの影響か定かではないのですが)骨組みに歪みが出ていることに気付き、急遽耐震補強をしてみました。
かかった費用: 3,000円
所要時間:   半日
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材料
2×4材 数本
2×8材 数本
1×4材 数本
羽子板ボルト 2本
M12ボルト 1本
工具
マルノコ
インパクトドライバー
オービルサンダー
スパナ
step1
このゲストハウスは基本は小屋なので、一般住宅のような構造にはなっておらず、羽子板ボルト等で基本的な強度は確保していますが心配なので・・・
ステップ1
step2
ひとまず筋交いのような補強を追加できるところは追加していくことにしました。
ステップ2
step3
使えそうな端材の表面をバーナーで炙って消毒&殺菌して準備します。
ステップ3
step4
45度の角度でカットしてテーパーの下穴を開けて、あとはビス留めするだけの状態にします。
ステップ4
step5
使用するビスはスリムビスやコーススレッドを基本で使いますが、檜材などの硬めの材に打った時に千切れることもあるので強度が高いとは言えません。
ステップ5
step6
そのため、四角いビットで打つ用の建築用の太めで強度の高いビスも併用します。筋交い金物等にも使用するビスなので普段使っているスリムビスよりも何倍も頑丈です。
ステップ6
step7
適度な間隔でビスを打って柱に固定してとりあえずここは応急処置が完了です。こんな弱そうな筋交いでも小さな小屋にとっては大きな補助になります。
ステップ7
step8
そして次に問題だったところは1Fの仮留めの天井で2階(ロフト)部分を何ヶ月も資材置き場にしていたところで、建築資材の重さで骨組みが歪んできてしまっていました。
ステップ8
step9
天井が下に垂れ下がるように曲がっていたので脚立&車用のジャッキを組み合わせて補強材を足して下から持ち上げてみると数センチ下がってしまっていたことが分かりました。DIYの小屋なら笑い話になりますが、一般住宅ならとんでもない事態です。
ステップ9
step10
ジャッキの使い方としては危険なのでお勧めできませんが、この状態で補強を追加したいので、羽子板ボルトを2本と短いM12ボルトを組み合わせて使ってみます。(本来の使い方ではありません)
ステップ10
step11
その補強部分の2階側になるところにも補強を追加して引っ張り上げたいので、2×8材をこのように加工します。
ステップ11
step12
2階側の柱に合わせてカットしたのですが・・・
ステップ12
step13
ピッタリはまりました。これで先程の1F天井の補強材と、この2Fの補強材で歪んだ1F天井をサンドイッチ状態にします。
ステップ13
step14
そのためには下の補強材と上の補強材を繋ぐ必要があるので、1Fの天井にボアビットで穴を開けます。
ステップ14
step15
補強材にも横方向から穴を開けます。なるべく水平になるように水平器を使いながら穴開けしました。
ステップ15
step16
その穴に先程組んでいた羽子板ボルトをあてがって、ボルトを2Fに貫通させます。
ステップ16
step17
そして2F側の補強材にも開けた穴からボルトが出てきました。
ステップ17
step18
さらにこの補強材を強くしたいので、補強材の補強材を追加するため、この皿取錐というビットを使います。
ステップ18
step19
これを使うとビス穴の下穴とビスの頭が収まるスペースが綺麗に開けられます。
ステップ19
step20
そうすることで補強材を追加してもビスの頭が干渉せずにフラットな状態で施工できます。インパクトのパワーで下穴無しでビスをめり込ませても良いのですがそれだと材が割れやすくなるのでなるべく丁寧に作業しました。
ステップ20
step21
そのおかげで補強材にさらにT字の逆さま状態になるように補強の補強を追加しても引っ掛かり無く綺麗に設置できました。そしてナットを締めて(青矢印↑)その補強材と1Fの補強材を連結して締め上げます。
ステップ21
step22
ギギギ・・・と音を鳴らしながら2Fの床(1F天井)が少しずつ上がってきました。
ステップ22
step23
2F床がたわんで下がってこんなに隙間が出てしまっていました。もし人が住むところだったら冷や汗もんです。
ステップ23
step24
締める途中にボルトの溝が足らなくなったので木材でスペーサーを作って間にかませました。
ステップ24
step25
ゆっくり締め上げていくと、たわんでいた材が元の状態に戻っていき、見事に隙間ゼロになりました。これでホッと一安心です。
ステップ25
step26
下側からも補強材を固定し補強材のサンドイッチが完了です。
ステップ26
step27
さらに仮止めだけで弱かった骨組みに補強材やビスを追加していき、ひとまず耐震補強は完了としました。
ステップ27
コツ・ポイント
1本の材で支えていたところに垂直方向の補強を追加していくと倍々に強度が上がっていくのでできるうちに補強はしておいたほうが良いかと思います。折を見てまた可能な限り補強を追加していこうと思います。
やってみた感想
後から分かったことですが、天井に乗せていた資材は合わせて200kg以上にもなっていたようで、そりゃ何ヶ月も仮留めだけの弱い骨組みの上に乗せていれば歪むわけだと反省しました。落ちる前に気付けてよかったです。
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日頃から身の回りの物や便利アイテムを作ったりしてDIYを楽しんでいます。 不便を感じたらそれを解消できる物を考え制作し、必要なパーツも市販で無ければ可能な限り自分で作ります。 大工などの経験は無いですが、今まで独自に得てきたノウハウやアイデアでどこまでやれるか日々挑戦中です!