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立体絵画用の額縁を作ってみた
Taatan
2019年08月12日
絵画の種類で、盲目の人などが手で実際に触って絵画を感じることができる立体絵画というものがあるらしく、それを入れる額縁を作ってほしいということで、深さのある額縁を作ってみました。
かかった費用: 1,000円
所要時間:   2時間
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材料
松材 1本
端材 少量
シナベニヤ 1枚
ニス 少量
工具
テーブルソー
ディスクグラインダー
インパクトドライバー
ベルトサンダー
カンナ
サンドペーパー
ベルトクランプ
step1
まずはじめにフレームとなる材を45度にカットするのですが、これが一番難しいです。少しでも角度がずれると隙間が空いてしまってやり直しに...ガイドとなる治具を作ってから切断しました。
ステップ1
step2
慎重にカットして、裏板を後ろから入れる為の溝もテーブルソーで切り込みました。普通の額縁はもっと薄くて良いのですが、今回は深いものを作るので深さが3.5cmくらいになるような材料を使いました。
ステップ2
step3
4本の材を合わせて接着するには、ベルトクランプが役立ちます。
ステップ3
step4
外側からベルトクランプで締め付けて固定し、内側には念のためにL字のガイドをあてて正確に長方形になるようにして接着しました。
ステップ4
step5
四隅にほぼ隙間無くピッタリと合わさって接着することができました。でもこれではまだ強度不足なので補強をします。
ステップ5
step6
テーブルソーにガイドをあてて、額縁の角が当たるようにして角をカットします。
ステップ6
step7
角にフレームと平行な切り込みが入りました。
ステップ7
step8
ここに切り込みと同じ厚さの端材をはめ込み接着します。そうすることで、角の強度が格段にUPします。(はみ出ている部分は後で削ります)
ステップ8
step9
次に、フレームの内側に装飾の彫り込みをしたいので、トリマーで掘っていくのですが、失敗したくないので仮の材料で一度練習しました。同時に彫り込む深さも調整します。
ステップ9
step10
フレームを挟むようにして台に固定し、トリマーで内側を掘っていきます。
ステップ10
step11
これで内側を装飾掘りすることができました。
ステップ11
step12
今度は外側を掘っていきます。内側と同じ装飾にするので、そのままのビットと深さで掘りました。
ステップ12
step13
外側も装飾彫りすることができました。額縁っぽくなってきました。
ステップ13
step14
外側をまっすぐ削ってキレイにしたいので、ベルトサンダーで研磨します。
ステップ14
step15
フレーム裏側の角はカンナで適度にエッジをつけて整えます。
ステップ15
step16
仕上げにサンドペーパーで細部を整えます。
ステップ16
step17
先ほど埋め込んだ材(チキリ)がきれいになりました。
ステップ17
step18
裏板を留めるトンボを薄い板で作ってみました。ビスを入れる穴を1つ開けます。
ステップ18
step19
こんなふうに付けました。4隅に2個ずつ8個付いていれば十分だと思います。(写真撮り忘れましたが額を吊すための三角吊りカンも付けました。)
ステップ19
step20
ライトブラウン系のニスを塗って表面に質感を出します。
ステップ20
step21
裏板をカットしてはめたら完成! 今回は手で触る絵画のための額縁なので、アクリル板などは付けていません。初めての額縁製作にしては良い出来かなと思います。
ステップ21
コツ・ポイント
45度にカットする時は、端材で何度もカットしてガイドを調整して自分が使いやすい治具を作ってから本番のカットをしたほうがいいと思います。
やってみた感想
今回は深さのある額縁を作りましたが、一般的な額縁も同じ要領でできると思います。もう少し大きな額縁もまた作ってみたいと思います。
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日頃から身の回りの物や便利アイテムを作ったりしてDIYを楽しんでいます。 不便を感じたらそれを解消できる物を考え制作し、必要なパーツも市販で無ければ可能な限り自分で作ります。 大工などの経験は無いですが、今まで独自に得てきたノウハウやアイデアでどこまでやれるか日々挑戦中です!