-日本初!オーベルジュ型アンテナショップ- 徳島県の魅力を発信する施設「TurnTable(ターンテーブル)」を裏渋谷に開設

「いっしょにつくろう」を標語に、建物のリノベーションだけではなく、その運用まで企画、実施するDIY工務店は、徳島の食や文化の魅力を発信する施設を東京都渋谷区に開設します。

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レストラン、マルシェ、宿泊の複合施設「TurnTable(ターンテーブル)」で徳島県の魅力を発信

 施設は、徳島の食材を主役としたメニューを提供するレストランとマルシェと宿泊の機能を有する「都会のオーベルジュ」をテーマにした体験型の施設として設計、施工および運営を行います。
 施設の名称は「TurnTable(回帰する食卓)」。徳島の食材で構成された食を囲み、人と人のふれあいを通じ、それぞれの大事なものに回帰できる場としての運営を目指します。地方の自治体が、県外にPR目的に宿泊機能を有する施設を運営するのは、国内初。全国や海外からの旅をする旅行者が徳島の魅力を自ら発見し、旅行、サテライトオフィス、移住など、それぞれの徳島への回帰を誘発することも目指しています。

従来のアンテナショップは各県産品(モノ)の販売を主とし、その地方の魅力を情報発信する運営を行っています。それに対しTurnTableでは「モノではなくヒトからの情報発信へ」をテーマに、食や宿泊を通じて、徳島の持つ価値を利用者に体験してもらい、その体験を基に自らが徳島の魅力を発信してもらえる運営を目指します。

渋谷は、現在駅前を中心とした大規模開発が行われていますが、周縁部には裏渋谷、奥渋谷と呼ばれる隠れ家的飲食やショップが集積している地域があります。ICTやクリエイティブ系の企業が周辺に多数あることから、先進的クリエイターや高感度の人々が集まる文化が生まれる街になることも期待されています。
今回、この新しい文化が生まれる渋谷において、徳島県の真の魅力を首都圏で全国と世界に発信していくという目的と、DIY工務店の「徳島の食」を中心に通常のアンテナショップではない、高感度の人々が集う場をつくるという企画を推進するのに最もふさわしい場所として、渋谷区神泉の「裏渋谷」の地での施設の開設が決定しました。施設は、2017年度中の開業を目指します。

【施設詳細情報】

徳島は「関西の台所」と呼ばれることも多く、食材は存在感を示しています。徳島は国内最大級の水量を誇る吉野川を代表とする川の多い県であり、土質も様々な野菜や果物を生育するのに適しています。この水と風土に囲まれた環境で育成する鶏、豚、牛肉も高度な畜産技術とあいまり高い品質と評価されています。豊富な森林と、そこからの栄養を運ぶ川により、わかめ、ハモ、アワビをはじめ多くの海産物も豊かです。ただ、この事実は個々の生産者の規模や物流などの課題などにより、関東では徳島の食材の評価は浸透していません。

TurnTableでは、これら食材を素晴らしい料理にして提供するレストランを中心に、人が集い交流するラウンジ兼マルシェコーナーを有する宿泊施設として運営されます。

食材の発掘、メニューの開発、厨房の運営は、徳島在住の「食による場のデザイン」に長けた河田真知子氏と、渋谷区神山の人気店「Pignon」を経営する吉川倫平氏が担います。これまで徳島、東京で徳島の食をテーマにしたポップアップレストランを数回に渡り実施し人気を博しています。河田氏は、TurnTableのメニュー開発やスタッフの教育を行う目的も持つレストラン「Deili」を徳島市内で運営しています。

宿泊は、東京都内の馬喰横山の「IRORI」「北斗星」、柴又の「Shibamata FU-TEN」など数軒のホステルを営むR・Projectが担当します。同社は地域の魅力、地域の人々との連携を第一義に考える方針を「日本に眠るポテンシャルを発揮する」という標語に基づき推進しています。DIY工務店の掲げるTurnTableのコンセプトに強く共感したため、連携することとなりました。
TurnTableの名前には、いわゆるレコードをかけるターンテーブルの意味も掛けてあります。館内にはレコードプレーヤーを用意しBGMにLPを使用できるしつらえになります。今回、徳島の自然の音、街の音、仕事の音などをサンプリングしTurnTableで徳島を表現するアルバムも制作します。世界的DJ「Mitsu the Beats」や「cro-magnon」「marter」などのアーティストが所属するレーベルJazzySportが楽曲の制作を担います。

徳島には、江戸時代、全国に藍染を普及させた文化や建材としての阿波杉などの資材があります。これら素材を要所に活かした空間デザインを行い、利用者が徳島の魅力を感じられる環境を提供します。空間のメインディレクターはリノベーション オブ ザ イヤーなどの受賞歴の豊富なDIY工務店の久田カズオが担当します。施工時には、徳島や施設の関係者も参加するDIY型の施工およびイベントも企画する予定です。サテライトオフィスなどの先進事業を多数行っている徳島県神山町で、杉を元に新しいデザインされた食器を開発販売している「SHIZQ」のギャラリーや2016年のヴェネチア・ビエンナーレの招待展示された宿泊施設「WEEK神山」の食堂棟を手掛けた樋口よしのぶ(DIY工務店)や、大阪で6万人を動員する「まちデコール」の実行委員長を務める小川貴一郎(DIY工務店)らを中心に実施されます。
新しい文化は、異文化が混ざり合うことで生まれます。徳島の持つ歴史と文化と価値と渋谷の持つ先進性がぶつかり合い、よりクリエイティブな場がこの施設をきっかけに広がることを望んでいます。江戸時代「藍染文化」を日本全国に広げた徳島。誰もが参加できる「阿波踊り」。徳島はこれまでハイブリッドな新しい文化を発信してきました。これらを改めて現代に顕在化させる「セッションする徳島」を体現する施設として「徳島×渋谷」のワクワクする場を作り出すことを目指していきます。

TurnTableのロゴマーク

徳島の示す大事な価値の一つとして山や森の豊富さがある。
それを象徴する木の切り株とターンテーブルで回すレコードを現したロゴ
徳島と渋谷、自然と都会、人と人がセッションする場というコンセプトを表現したロゴです

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000025849.html

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