JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2022(DIYショー2022)レポート

8月25日~27日の3日間、幕張メッセで開催された「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2022(DIYショー2022)」に行ってきました!コロナの影響で見送られていた一般PRデーも再開し、多くのお客様で賑わっていました。今回はDIYショーに出展されていた新商品、ちょっと気になった商品などを中心にレポートします。

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1. 金物ブース

まずは私が一番好きな金物関連のブースから。

八幡ねじ

八幡ねじさんのブースで気になったのはこちら

折りたたみ式のソーホースです。2×4のソーホースは小さく折り畳めなくて結構かさばるので、これはいいと思いました。強度は十分で、テーブルや作業台としても使えますし、使わない時はコンパクトに収納できるので、イベントなどにもいいかも。

こちらは1×4サイズのソーホースブラケットです。木材の値上がりが続いている昨今、安価な1×4で作れるのはありがたいですね!

最後はこちら。有孔ボードをマグネットで取り付けできるパーツです。マグネットが付く場所ならどこでも使えるので、壁面だけでなくスチール家具やユニットバスなどにもいいかも知れません。

横から見るとこんな感じで、有孔ボードを挟み込んで固定します。この秋から販売開始だそうです。

マグネットが付かない石膏ボードの壁にはこんな金具も使えます(なんと耐荷重10kg!)。壁からネジが出せるというアイデア商品。有孔ボード以外にも用途が広そうですね。

和気産業

続いては今年で創業100年を迎えた(おめでとうございます!)DIY業界の老舗、和気産業さんのブースです。今年のイチオシは、壁に棚やフックなど様々なパーツを取り付けて使える新シリーズ「Kabette(カベッテ)」。

棚受け、フックなど色々なバリエーションがあって、組み合わせ次第で、壁を自由自在に使えそうです。

びっくりしたのがこちらの商品。一見、何の変哲もないベルトに見えますが、特殊な繊維で作られていてハサミやカッター、ニッパやボルトカッターなどを使っても『絶対に切れない』そうです。大型のワイヤーやチェーンの鍵を持ち歩くのは大変ですが、これならひょいっとポケットに入れて必要なときに出して使えます。自転車乗り、バイク乗りの皆さんにおすすめです。

こちらも面白いアイデア商品、穴あきコーン。よく強風で道路にコーンが飛んでいるのを見ますが、こちらは軽くて穴から風が抜けるので風で飛びません。またコーンの中に怪しいものを入れられたりする心配もなく、防犯上のメリットもあるそうです。なるほど~。

大里

インダストリアルな金物を多数販売している大里さんのブースです。

最近テレワークで需要が高まっている折りたたみ式の棚受け。こちらの特徴はたたんだ時にピタッと壁に収まること。他の商品ではどうしても天板が少し出っ張るような形になるのですが、こちらは本当にピッタリでした。天板の開閉ボタンで指を挟む心配もなく操作しやすいです。

こちらは木箱をスタッキングできる組立金具です。

難しい底板のビス打ちが不要になっているのが特徴で、ちょっと薄めの合板などでも簡単につくれるそうです。

2. 塗装ブース

続いて塗装のブースです。
塗装関連で目立ったのは「手で塗る塗料」。ニッペさんから「MORUMORU」という商品が販売されていましたが、今年はアサヒペンさんからも「ヌリ・デコ・ウォール」という新商品が発表されていました。

アサヒペン

こちらが「ヌリ・デコ・ウォール」

こちらがおなじみの「MORUMORU」です。どちらも手で塗ることによって、漆喰壁のような独特の風合いが出ていい感じですね。

ニッペホームプロダクツ

そして、ニッペさんからは表面がザラザラした仕上がりになる新商品、その名も「ZAKUZAKU」が発表されていました。外壁やブロックなどにいいかも知れません。

ターナー色彩

続いてターナー色彩さんのブース。ターナーさんと言えば「アイアンペイント」が有名ですが、今回「黒皮鉄ペイント」が新商品としてラインアップされました。

鉄を熱して冷めるときに酸化して表面が黒くなったのが「黒皮鉄」。アイアン家具などによく使われますが、この独特な風合いを再現できるのがこの塗料です。工程は1度塗りした後に磨くだけ。カラーはブラック、ブルー、レッドの3色ということで、DIYのバリエーションが大きく広がりそうです。

ハンディクラウン

塗装用品のトップメーカー、ハンディクラウンさんのブースにあった新商品

こちらは「可動式ローラーハンドル」。ローラーのヘッド部が左右に動かせるようになっていて、天井や床のキワの部分などが塗りやすくなるそうです。

そしてこちらは、塗料缶の縁に引っ掛けることができるミニ刷毛。

最後に塗装DIYの必需品「マスカー」をきれいにカットできる専用のハサミです。試させてもらいましたが、本当にスパッときれます。普通のハサミだとベタついて切りにくいのですが、これなら作業がはかどります。

3. 工具ブース

続いて工具ブースです。

ANEX

ドライバーやビットで有名なANEXさん。

手のひらに納まりそうな小さいドライバー「ワニドラJr」。こんなに小さくても貫通ドライバーなのでハンマーで叩けます。またスパナがかけられるボルスター付きなので、狭い場所でもしっかりトルクをかけて回せるそうです。新たなネジ溝を作り出す特殊刃先形状になっていて、ネジ山が潰れたネジでも叩いて回すことができるそう。これはぜひ買ってみたいです。

SUZUKID

いつもキャンペーンをご一緒させていただいている、溶接機のパイオニアSUZUKIDさんのブース。

100V半自動溶接機の大ヒット商品「Buddy」のミリタリーカラーが展示されていました。カッコイイ!

今回初お目見えの新商品は、こちらのバンドソー

従来品の「エッジホッパー」より一回り小さいサイズで、よりDIYユーザー向けとなっています。価格も従来品よりお安くなるそうなので、溶接・アイアンDIYのお好きな方、金鋸やグラインダーで切るのが難しいと感じてる方はぜひチェックしてみてください!

そしてもうひとつの新商品が、こちらのチップソー。

バンドソーと同じく鋼材の切断に使用します。直線切りはもちろん、45度、60度などの角度切りも可能です。寸法と角度をビシッと合わせて作品のレベルを1ランクアップしましょう。

オルファ

カッターのトップメーカー、オルファさんのブース

今年の新商品はレザークラフトなどで使う革の裁断に便利な「別たちプラス」。従来品のヘッドが可動式になり、より使いやすくなりました。実際に使わせていただきましたが、グリップが太くて握りやすく、厚さ3mmくらいの革がスパッと切れました。

こちら、スクレーパーとして使うのもおすすめだそうです。

スターエム

木工ドリルのトップメーカー、スターエムさん。

新商品ではありませんが、ずっと実物を見てみたかったドリルスタンド。類似の商品はたくさんありますが、やはり海外製のものとはひと味ちがうしっかりした作りでした。
さすが「MADE IN JAPAN」! 機会があれば使ってみたいと思います。

ゼットソー

のこぎりと言えばゼットソーさん。私も愛用しております。今回の新商品はこちら。

クラフトソーと同じ、長さ150mmのコンパクトサイズで、ちょっと使いに便利な商品です。刃の厚さは0.3mmとゼットソーの中でも最薄。継手の細かい細工などに最適とのこと。1本持っておいて損はないかも知れません。

4. ケミカルブース

WD-40

ケミカルブースではWD-40のブースが初出展していました。アメリカではメジャーな潤滑剤ですが国内ではあまり浸透していないとのことで、今後ラインアップを整えて価格もわかりやすくしていくとのこと。すごくいい商品なのでがんばってほしいです!

5. おまけ

電動工具の2大巨頭、マキタさんとハイコーキさんのブースでは、今年も八村塁選手とヒロミさんが対決。この対決に終止符は打たれるのでしょうか?

ペット用品などを扱うペットライブラリーさんのブースでは、金魚すくいならぬ「メダカすくい」が開催されていました。思ったより難しく結果は5分でたった3匹・・。

ジェントスさんのブースではかわいい現場猫が「ヨシ!」

以上、いかがでしたでしょうか?会場に行けなかった方も雰囲気だけでも感じていただけたら幸いです。
来年のDIYショーは2023年8月24日(木)、25日(金)、26日(土)に幕張メッセで開催です!また来年、会場でお会いしましょう!

※「ウチの商品が紹介されてないよ!」というお叱りは、こちらの問い合わせフォームまでお願いいたします。

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