そもそもアウトレット建材とは?
アウトレット建材とは大きく次の3つに分けられます。
①余っているもの
ハウスメーカーや工務店など、プロの施工業者は、材料が足りないことによる工事の中断、工期遅れなどを防ぐため、木材や建材などを必要な量よりも少し多めに確保しています。その結果、工事が完了した時点で必ず「余り」の材料が発生します。もちろんすべて未使用品ですので、別の現場で使うこともできるのですが、保管や配送のコストが高くついてしまうため、そのほとんどが廃棄されています。
②廃盤品や旧モデルの商品
建材メーカーが商品のリニューアルをおこなうと、それまでの商品は「廃盤品」や「旧モデル」という扱いになり、市場にはあまり流通しなくなります。こうした商品も未使用ですので品質・性能ともに十分使用に耐えられるものですが、新商品のニーズが高まるにつれ、旧商品は在庫として建材店などに保管されることになります。建材店は売れない商品を長く保管しておくことができないので、やむを得ずお金をかけて廃棄することになっていました。
③いわゆる「訳あり」品
いわゆる「訳あり」品とは、製造や保管の過程で、気にならない程度の傷、汚れ、色ムラなどができてしまい、正規の商品として販売できない商品やパッケージを開封したものなどがあります。
もちろん新品ですので使用には問題ないのですが、ハウスメーカーなどが新築の建物に使用することは少ないので、安価で販売されるかいずれ廃棄されることになります。
梱包材に少し破れがみられる訳あり品(未使用品)
このように、アウトレット建材が生まれてしまう原因は様々ですが、新品未使用の建材が大量に廃棄されていることはまぎれもない事実で、「at ATTA」が解決したいもっとも大きな課題でもあります。
アウトレット建材はなぜDIYに最適なのか?その魅力とは
次に、アウトレット建材がなぜDIYに向いているのかを見ていきましょう。
①価格がリーズナブル
一般的に、アウトレット建材は市価の2割~5割ほど安く購入することができますので、DIYでコストを抑えたいという方にはよい選択肢となります。
②一般に流通しないプロ向け建材が入手できる
一般には流通しにくい銘木や古材なども入手できることがあります。端材であれば価格も安くなりますので、味のある古材などを使った個性的な作品を目指す方にはうってつけの材料と言えるでしょう。
③小ロットから購入できる
プロ向けの建材は、DIYには大きすぎる(量が多すぎる)ことがよくあります。余剰品であるアウトレット建材ならバラ売りなど小ロットから購入できることもあるので無駄なく使えます。
「アウトレット建材×DIY」で建材ロスを削減し地球環境に貢献
こうしたアウトレット建材をDIYに活かすことで、建材ロスを削減し地球環境に貢献することができます。
現在、建設業界で廃棄される建材は年に約8,000万トンありますが、このうち約40万トンは、まだ使える建材だと言われており、莫大な建材ロスが発生しているのです。
こうした建材ロスの削減は、廃棄コストを削減すると同時に、DIY材として活用することで資源の再利用にもつながります。
世界中で環境保護が大きな課題となっている今、建材ロスの削減を通じて「資源循環型の社会」に貢献できるのもアウトレット建材の大きな魅力です。
限りある資源を有効に活用し、地球環境を守るためにも、「アウトレット建材」ぜひ取り入れてみませんか?
次回は、アウトレット建材プラットフォーム「atATTA」の誕生秘話をご紹介します。お楽しみに!
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